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HAPPY TAKEOFF!! 人生初ブログです

記念すべきこの日にまずは乾杯!

思えば昔から、何もないところに新しいものを作り出すことは苦手でした。

つねにお手本か叩き台が必要で。高校の美術で油絵よりグラフィックアートを選択したときも、結局イーグルスのレコードジャケットを模写したり、幼い頃にもらった美しいクリスマスカードを再現したり。

最初の仕事=雑誌編集者のときは(これも今思えば)発想力で勝負する可能性もあったのでしょうが、当時はアイディアが採用される機会はそうそうなくて、決定されたテーマに従って取材対象なり企画なりをいかにうまく料理するか…という実働要員の働きバチに徹していました。

そして当然、翻訳も通訳もわたし以外のだれか、原著者なりセミナー講師なりが言いたいことを、いかに的確な日本語にして伝えるかという仕事です。もとの英語なしには存在しえない。働き方だって、自由に見えるフリーランスでも基本は出版社なり主催者なりの依頼に応じ、その枠組みに合わせますから、みずから主体的に仕事そのものや仕事のスタイルを生み出すことはなかったのです。長年その必要も感じませんでした。

でも同時にじわじわと「自分の思いを、自分の言葉を語りたい」欲求はふくらんでいたようです。どんなに優れた書き手も指導者も、しょせんは他人。すべて理解して飲み込んだうえで日本語に変換する、わたしのようなタイプはなおのこと消化不良が蓄積します。もっと早く外にむけて発信すべきでした。

そもそも20年も前から「あなたは本をたくさん書きます。とても楽しいですよ」と何人ものサイキックに言われてきたのに踏み切れなかったのは、上記の苦手感が理由でした。だって本を書く…?それこそ白いカンヴァスに抽象画を描くようなものじゃないですか。書きかけては、すぐ自分にダメ出しをして筆を折る、その連続で。かろうじてエッセイやコラムを書く機会をもらって、念願の1冊にまとめて出版できたのに売れなかったことにまた萎縮して(苦笑)。

そんなこんなで発信したい気持ちを先送りしつづけた、優柔不断このうえない年月でございました。でもここへ来て、それ以外の扉が立て続けに閉じていったのは宇宙の意志としか思えません。かわりの扉を開けようとしても、ちっとも開かないか、一瞬で閉じるか、そんなのばかり。

…で、ここに、こうして、います。

覚悟を決めました。

みなさん、どうぞよろしくお付き合いください。

すみません、なんだか長々しい決意表明のようになりましたね。

でもまだ、いろいろ迷っています。そもそも「ですます調」が良いのか「である調」が良いのか。世の中のブロガーの方々、うまいこと両者を織り交ぜて、読みやすくカジュアルに書いておられるんですよね。その目で見ると、みんなお上手。わたしが書くと「ですます」は生真面目になるし、「である」は堅く鋭くなりがちで…完璧主義の呪いが発動しております。

スタイルがころころ変わるかもしれませんが、それもご容赦を。

とにかくTakeoff! 離陸します。この厳しかった2014年が、あとから振り返って記念すべき出発点となりますように。

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