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女王陛下の国/その2

  • 高橋 裕子
  • 2016年6月25日
  • 読了時間: 2分

イギリスのEU離脱が正式に決まって、さあ今後はどうなのか。 恥ずかしながら、いまだヨーロッパには渡ったことがないし(泣) はっきりいって実情はイメージしにくい。

国際政治も経済もまったくの素人だから わたしたちの利害関係やこうむる影響もピンとこない。

でも、よく知らないからこそ単純化して見られるのかもしれない。 国をひとりの人間に例えてみる。あくまでも直感で。

  若いときから腕っ節が強くてカリスマ性があって、   一匹狼ながらたくさんケンカをして、大勢の子分を従えた男。

  やがて時代が変わり、子分たちも巣立っていき、   男は心機一転、新しいグループに加入して幹部候補になった。   でも大きなグループなので何を決めるには手間がかかり、   反対していた案件でもいったん決まったら従わねばならない。

  多少の自由はきかせてもらっていたが、   やっぱりここは性に合わないと、男は飛び出してしまう…。

わたしがそんな彼にスピリチュアル・カウンセリングをするなら 自分がいちばんイキイキする道を選びましょう」と言うだろう。 「あなたらしい生き方をして、そのうえで世界に貢献すればいい」と。

(読んだことはないけれど、国の擬人化って漫画『ヘタリア』みたい! あそこのイギリス君はどんな人かな?)

こだわりと呼ぶかプライドと呼ぶか、でもアイデンティティは大切だ。 イギリスは日本と大して変わらない小さな島国なのに、 そこから世界に乗り出して強国になった歴史は自負する価値がある。

侵略や征服による植民地も多くはもう独立させたのだし、 ”女王陛下のお膝元” というスノッブさと保守性はご愛嬌。 日本でいえば京都みたいなものではないか。

それも含めて風土であり、個性だ。

かつてECの結成時に加盟しなかったときから根っこはたぶん同じで、 EUには無理して加わったものの、違和感がぬぐえなかったのでは。

築き上げたアイデンティティと自尊心を保つのが 彼らにとって志高く進む方法なら、それでいいと思う。 間違っていたら代償を払うだけだし、 できれば正解だったと証明してみせてほしい。

とにかく今回の焦点は気質の問題であって、 感情論だ、右翼のポピュリズムだという向きには異論を唱えたい。

もう少し続きがあるので、よければまた明日m(_ _)m

 
 
 

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